高次脳機能障害に関するQ&A
高次脳機能障害に関するQ&A
Q高次脳機能障害とは何ですか?
A
高次脳機能障害とは,交通事故などにより脳に外傷を負った方が,意識障害から回復したにもかかわらず,認知機能,記憶力,注意力,思考力などが低下してしまう障害のことです。
Q高次脳機能障害はどのような症状が出るのか?
A
物覚えが悪くなる,以前に覚えていたことが思い出せない,疲れやすくなってすぐ居眠りするようになる,気が散りやすくなる,怒りっぽくなる,泣きやすくなる,字を見ても読めないことがある,などの症状が生じます。
Q高次脳機能障害について,弁護士法人心はどのような取り組みをしていますか?
A
当法人には,後遺障害の認定機関である「損害保険料率算出機構」に15年間所属し,高次脳機能障害等の難易度の高い事案の認定業務に携わってきたスタッフが在籍しております。
また,損害保険会社の元代理人弁護士や損害保険会社出身の弁護士やスタッフも多数所属しています。
さらに,当法人では,損害保険会社の元代理人弁護士や後遺障害認定機関の元職員,損害保険会社のOBらで,「交通事故チーム」を作り,集中的に交通事故の解決に当たっています。
当法人では,このような取り組みを通して,高次脳機能障害が適切に認定されるよう努めております。
Q画像所見がないと高次脳機能障害ではないのですか?
A
裁判例の中には,自賠責保険から画像所見がないことを理由に後遺障害には該当しないと判断されたけれども,高次脳機能障害を認定したものも,少数ではありますが存在します。
ただ,大多数の裁判例や自賠責保険は,頭部の画像所見の有無を,高次脳機能障害の認定において重要なポイントとしています。